解説
経済産業省と総務省が策定した、AIの開発者や利用者が遵守すべき指針。AIを安全かつ適切に活用するための「交通ルール」のようなもので、リスク対策やガバナンスのあり方が具体的に示されています。最新版では中小企業向けの実践的な対策も盛り込まれました。
さらに詳しく解説
[AI事業者ガイドライン](/glossary/ai-business-operator-guidelines)とは
AI事業者ガイドライン(AI Business Guidelines)は、2024年4月に経済産業省と総務省が共同で策定した、AIの開発・提供・利用に関する包括的なガイドラインです。
策定の背景
2023年5月のAI戦略会議での「AIに関する暫定的な論点整理」を受け、生成AIの普及に対応した新たなガイドラインとして整備されました。既存の3つのガイドラインを統合・アップデートしています。
対象者
[AI開発者](/glossary/ai-developer)
AIモデルやシステムを設計・構築する者
[AI提供者](/glossary/ai-provider)
AIサービスを提供する者
[AI活用事業者](/glossary/ai-user)
AIを業務に利用する者
主な内容
基本理念(Why)
「人間中心」「安全性」「公平性」「透明性」など、AI事業者が共通して持つべき価値観を示しています。
指針(What)
各主体が取り組むべき事項を具体的に示しています。
- リスクアセスメント
- 安全対策
- 説明責任
実践(How)
別添資料で、具体的なアプローチ方法を解説しています。
法的位置づけ
ガイドラインは法的拘束力を持たないソフトローですが、業界標準として広く参照されています。2025年3月には第1.1版にアップデートされ、「Living Document」として継続的に改訂されていく方針です。
[AI Act](/glossary/ai-act)との関係
EU AI Actとの整合性を図りつつ、日本の実情に合わせた柔軟な運用を目指しています。
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