解説
Function Calling(関数呼び出し)とは、AIがユーザーの指示に応じて外部ツールや自社システムを自動で操作する仕組みです。単に文章を作るだけでなく、最新情報の取得や予約実行など、具体的な「実務」をAIに行わせることが可能です。Gemini 3 Proではこの連携が強化され、自社専用の高度な業務自動化ツールを容易に構築できます。
さらに詳しく解説
関数呼び出し(Function Calling)は、LLMが外部の関数やAPIを呼び出す機能です。LLMの能力を拡張し、リアルタイムデータの取得や外部システムとの連携を可能にします。
関数呼び出しの概念
基本的な流れ
[ユーザー質問]
↓
[LLMが適切な関数を選択]
↓
[関数の[パラメータ](/glossary/parameter)を生成]
↓
[関数を実行(外部)]
↓
[結果をLLMに渡す]
↓
[LLMが最終回答を生成]主要なサービスでの対応
関数定義の例
json
{
"name": "get_weather",
"description": "指定した場所の天気を取得",
"[parameters](/glossary/parameters)": {
"type": "object",
"properties": {
"location": {
"type": "string",
"description": "都市名(例: 東京)"
}
},
"required": ["location"]
}
}活用例
1. 情報取得
| 関数 | 用途 |
|---|---|
| 天気API | 天気情報の取得 |
| 株価API | 株価の取得 |
| 検索API | Web検索結果取得 |
2. アクション実行
| 関数 | 用途 |
|---|---|
| メール送信 | メールの作成・送信 |
| 予約 | スケジュール登録 |
| 注文 | 商品の注文処理 |
3. データ操作
| 関数 | 用途 |
|---|---|
| DB検索 | データベースクエリ |
| ファイル操作 | ファイルの読み書き |
| 計算処理 | 複雑な計算の実行 |
実装のポイント
関数設計
- 明確な説明文
- 適切なパラメータ定義
- エラーハンドリング
セキュリティ
- 権限の制限
- 入力の検証
- 実行の監視
Parallel Function Calling
複数の関数を同時に呼び出す機能:
ユーザー: 「東京と大阪の天気を教えて」
↓
LLM: get_weather(東京) と get_weather(大阪) を並列呼び出し[エージェント](/glossary/agent)との関係
関数呼び出しは、AIエージェントの基盤技術です:
- ツールの使用
- 外部環境との相互作用
- 自律的なタスク実行
制限事項
| 制限 | 内容 |
|---|---|
| 関数選択ミス | 不適切な関数を選ぶ場合 |
| パラメータエラー | 誤ったパラメータ生成 |
| 複雑なロジック | 複雑な条件分岐は苦手 |
関数呼び出しは、LLMを実用的なアプリケーションに統合するための重要な機能です。
