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AI用語

機密コンピューティング

Confidential Computing

解説

機密コンピューティングとは、データの処理中も暗号化して保護する技術です。従来の「保存」や「通信」時に加え「実行中」の安全も確保します。NVIDIAの次世代基盤では、AIが機密情報を扱う際、外部や管理者からも中身を隠すことで、高度な実務代行を安全に行うための不可欠な基盤として注目されています。

さらに詳しく解説

機密コンピューティング(Confidential Computing)は、データを処理中も暗号化した状態で保護する技術です。クラウド環境でも機密データを安全に処理でき、AI/機械学習での活用が進んでいます。

機密コンピューティングの概念

従来の暗号化

状態保護
保存時(at rest)○ 暗号化
転送時(in transit)○ TLS/SSL
処理時(in use)× 復号が必要

機密コンピューティング

状態保護
保存時
転送時
処理時○ ← 新たに保護

技術的な仕組み

Trusted Execution Environment(TEE)

ハードウェアレベルで隔離された安全な実行環境

主要な実装:

  • Intel SGX(Software Guard Extensions)
  • AMD SEV(Secure Encrypted Virtualization)
  • ARM TrustZone

処理フロー

[暗号化データ] → [TEE内で復号・処理] → [結果を暗号化] → [出力]

AI/MLでの活用

1. プライバシー保護[学習](/glossary/learning)

  • 医療データの機械学習
  • 金融データの分析
  • 複数組織間でのデータ連携

2. [モデル](/glossary/model)保護

  • 学習済みモデルの知的財産保護
  • 推論時のモデル漏洩防止

3. マルチパーティ計算

  • 複数組織のデータを統合分析
  • データを共有せずに協調学習

クラウドでの対応

プロバイダーサービス
AzureAzure Confidential Computing
AWSAWS Nitro Enclaves
GCPConfidential VMs

導入のメリット

メリット説明
規制対応厳格なデータ保護要件への準拠
クラウド活用機密データもクラウドで処理可能
協業促進組織間のデータ共有を安全に
信頼構築顧客・パートナーへの保証

制限事項

  1. パフォーマンス: 若干のオーバーヘッド
  2. 対応環境: 特定のハードウェアが必要
  3. 実装の複雑さ: 専門知識が必要
  4. コスト: 追加費用が発生

今後の展望

  • ハードウェアサポートの拡大
  • AI/MLフレームワークとの統合
  • よりシンプルな導入方法
  • 標準化の進展

機密コンピューティングは、データプライバシーとAI活用を両立させる鍵となる技術です。

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